日本を震撼させた「てるみくらぶ倒産」のニュース。ツアー中にもかかわらず海外でも航空券が発券できなくなるなど、ツアー客の帰国どころか安全をもないがしろにした極めて非道な事件。
また2018年1月には成人の日に振り袖のレンタル契約をし、お金を払ったにも関わらず、その当日に営業を停止してしまった「はれのひ」事件など、いわゆる詐欺的な事件に巻き込まれることは避けたいですね。
ハワイツアーを専門の旅行会社「ファーストワイズ」もこのように急に倒産ということにはならないでしょうか。
倒産した旅行会社「てるみくらぶ」とは
てるみくらぶは1998年に設立された格安旅行会社で、ハワイや韓国・台湾などを中心にオンライン予約でツアーを販売していました。ハワイやグアムなどには現地法人を設立し、業界内において格安旅行会社としての一定の地位を築いていました。
倒産の予兆・そして廃業
2014年頃から粉飾決済の疑いが持たれており、その年の9月には実際に債務超過に陥っていました。その頃より新聞媒体に「現金一括キャンペーン」の広告を展開、最終的には媒体コストの経費がかかりすぎて経営を圧迫し債務超過による倒産となってしまいました。
てるみくらぶが「現金一括キャンペーン」を打ったのは運転資金を早く得るためです。実はクレジットカードの支払いだと、業態にもよりますが売り上げの2~5%程度を旅行会社側からクレジットカード会社側に支払わなければいけません。
またクレジットカード会社から旅行会社へ支払いは1か月から2か月程度遅れるため、内部留保がないとキャッシュフローが滞り、運転資金が底をついてしまうのです。まあ「てるみくらぶ」は、いわゆる自転車操業だったんですね。
ファーストワイズの倒産は大丈夫?
さてハワイの現地に法人を構える「ファーストワイズ」ですが、旅行会社に必要な「旅行業登録票」も、もちろん保有しています。
- 登録番号:観光庁長官登録(1)第1111号
- 登録年月日:1992年7月
- 名称:株式会社セブンフォーセブンエンタープライズ
[引用:http://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001323358.pdf]
てるみくらぶが設立された1998年よりさらに遡ること1992年に登録されており、すでに35年が経過し、業界では古株といえる実績を誇ります。
ただ歴史があるからと言って、急な倒産がないわけではありません。急な倒産の時の保証はどうなっているのでしょうか。
倒産するような旅行会社から消費者を守ってくれる「ボンド保証制度」
実はこういった倒産が起こってしまったとき顧客を守るために、一般社団法人「日本旅行業協会」の「弁済業務保証金制度・ボンド保証制度」という消費者に対して弁済する制度があるのです。
これは旅行会社が任意に日本旅行業協会のボンド保証制度を利用登録することで、その旅行会社の顧客を守ってくれるものです。逆に言えば任意の登録なので、この制度を利用していない旅行会社は危ないということです。
さて「ファーストワイズ」はこのボンド保証制度に登録しているのでしょうか?日本旅行業協会のホームページを見てみると、
- 旅行業登録番:観光庁長官登録旅行業第1111号
- 旅行業者名:株式会社セブンフォーセブンエンタープライズ
ちゃんと登録されていました。これで保証に関して安心できますね。
さらに危険を回避するなら
クレジットカードでの旅行代金支払いをお勧めします。クレジットカードは支払いが後払いとなりますが、金融機関からの引き落とし前までに倒産のようなことがあると、旅行会社への支払うを止めてくれるのです。
またてるみくらぶの事件を例にとると、一部のクレジットカード会社では支払った分を保証して全額返金という例があるそうです。
NICOSカードの方朗報です!今電話で問い合わせした所、返金する方針で動いているとの事です!こうなるとカード会社や国際ブランド関係なく一括でも分割でも支払い時期関係なく支払い停止抗弁書を出せば返金されるかもしれません。現金組に返済金がいきますように!
— Cocosan (@Cocosan71619953) June 29, 2017
#てるみくらぶ
もちろん「ファーストワイズ」もクレジットカードの支払いに対応しています。
クレジットカード払いだとポイントも付くし、メリットが高いですね。
「てるみくらぶ」みたいな倒産の予兆は見られないファーストワイズ
てるみくらぶ倒産の予兆であった、
- 現金一括キャンペーン
- 粉飾決済の疑い
これらの広告やニュースは現在「ファーストワイズ」には見られません。てるみくらぶにあった倒産の予兆もみられませんし、さらに消費者を守る日本旅行業協会のボンド保証制度に登録しています。
総じて良い口コミが多く、万が一の保証という面からみても「ファーストワイズ」は非常に安心な旅行会社と言えるでしょう。