日本からハワイへの航空会社(JAL・ANA)の評判と安全性は?
日本人に大人気の観光スポットであるハワイは、東京(成田・羽田)、関西、中部、福岡、新千歳の5都市6空港から毎日23便もの飛行機が飛び立っています。
日本からハワイまでの所要時間はおよそ7時間前後、フライトスケジュール的には夕刻から夜にかけて日本を離れ、現地には朝に到着するスケジュールがほとんどです。
なので、金曜日に仕事が終わった後、空港へ向かい、そのままハワイ旅行へ行くことなんかも可能ですね。
さてハワイへ向かう航空会社は現在、
の6社が運航しています。せっかくのハワイ旅行ですから、行き帰りの飛行機でも楽しみたいですね!
そこで各航空会社の人気度や安全性、口コミ・評判などを比較していきたいと思います。なお口コミや評判は「みんなの評判ランキング」や「H.I.S.」、「4travel.jp」などのサイトを参照としています。
ANA(全日空)
言わずと知れた「ANA」、2016年には日本航空を抜いて日本最大の航空会社となっています。
2004年にアメリカのボーイング社にB787型機を世界で初めて発注したローンチカスタマーであるほか、日本の三菱航空機が開発中のMRJのローンチカスタマーでもあります。
ANAは世界でも非常に評価が高く、サービスや安全性においてトップクラスに位置すると称されています。
- イギリスのスカイトラックス社による航空会社の格付けでは実質最高格付けの「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ」の認定を2018年には6年連続で獲得。
- 世界的権威である安全性を評価するドイツのJACDECにおいて、世界900以上ある航空会社で2017年のランキングで11位を獲得しています。
ANAによる航空死亡事故は1971年以来発生しておらず、安全性は非常に高い航空会社です。
ANAの評判・口コミ
口コミサイトをみると総合評価では日本航空と僅差ながら第2位に位置するようです。全体的に高評価な意見が占めますが、近年エコノミークラスのサービスの質が低下しているような書き込みもあります。
一方で上級クラスとなるビジネスクラスの評判は高いようです。
またさらに2019年春からは総2階建ての超大型機エアバスA380型機を成田ーホノルル間に専用機として導入し、ビジネスクラスを上回る「ファーストクラス」を設定します。
A380型機 特別塗装機が「FLYING HONU」に決定!|プレスリリース|ANAグループ企業情報
サービス面では更なる底上げが期待されますね。日本を代表する航空会社なので安全性も高く、日本語通じるので安心して乗れるエアラインです。
JAL(日本航空)
日本を代表する航空会社の一つ、日本航空です。2010年に経営破たんを起こすも驚異のV字回復を果たし、2013年からは新しい座席を用意した「スカイスイート」によってサービスの向上を図っています。
JALも世界的に評価が高く、安全性においては日本でもトップに位置しています。
- 世界的権威である安全性を評価するドイツのJACDECにおいて、世界900以上ある航空会社で2017年のランキングでANAを上回る10位を獲得。
JALの評判・口コミ
口コミサイトの総評を見ると機内サービスなど1位を獲得しています。近年機内のシート更新が進みハード面で一歩リードしているのと、経営破たん後の意識改革からかサービスが良くなっているとの書き込みが見られます。
安全性ランキングでも日本の航空会社ではトップを獲得しており、安心して搭乗できそうです。
ハワイアン航空
名前の通り「ハワイ」を拠点とするアメリカの航空会社で、2017年現在では日本とハワイで最も運航便数が多い航空会社です。
オフィシャル・エアライン・ガイド(Official Airline Guide:OAG)が実施した2016年の最新版定時運航率では世界1位に認定されており、時間に正確な日本の航空会社よりもさらに正確に運航しています。
近年ではフルフラットになるビジネスクラスのシートを導入するなど、機内サービスを拡充しており、日本からの観光客にも人気が高まっています。
ハワイアン航空の評判・口コミ
乗った瞬間からハワイの雰囲気を醸し出しており、キャビンアテンダントもフレンドリーで概ね口コミは高評価です。
ただ古い機材はシートの座り心地が悪く、ハワイまで7時間の旅は少々疲れが溜まるようです。また機内サービスを受けるにしても、多少の英語ができないと苦労するような書き込みも見られます。
デルタ航空
世界でも有数の規模を誇るアメリカの航空会社です。成田空港をハブ空港の一つとして運航しているので、日本人にとってもなじみが深い航空会社と言えるでしょう。安全性も世界トップクラスに準じています。
- 世界的権威である安全性を評価するドイツのJACDECにおいて、世界900以上ある航空会社で2017年のランキングで15位を獲得しています。
デルタ航空の評判・口コミ
近年デルタ航空の評判は高まってきており、機内サービスからキャビンアテンダントの対応も良い書き込みがあります。
アメリカの航空会社なので一部エンターテイメントが日本語に対応していないなどの不便さはあるものの、シートの乗り心地などの不満はあまりないようです。
ユナイテッド航空
アメリカで2番目の規模を誇る航空会社です。ANAと同じ航空連合の「スターアライアンス」に属し、サービス・安全性ともにトップレベルを誇ります。
- 世界的権威である安全性を評価するドイツのJACDECにおいて、世界900以上ある航空会社で2017年のランキングで31位を獲得しています。
ユナイテッド航空の評判・口コミ
今回紹介する航空会社の中では評価は低めのようです。ハワイ路線ではかつてはアルコール類が有料でしたが、現在では無料です。しかし日本-ハワイ路線を含む一部の路線を除いて、アルコール類が有料なのは続いています。
大韓航空
大韓航空は韓国の航空会社で、韓国を代表する「フラッグ・キャリア」でもあります。多くの便は日本と韓国を行き来しますが、一部便では日本を経由して第3国へのフライトも行っています。
大韓航空と言えば機内食のビビンバが有名で、1998年は国際機内食協会のマーキュリー大賞を受賞するほどです。日韓線を多く運航するためキャビンアテンダントの方も日本語が通じることが多く、英語に自信がない方でも安心して利用できる航空会社です。
大韓航空の評判・口コミ
総合評価は上々のようで、海外のエアラインの中でも全体的に高評価の口コミが多くあります。機内食に関しては最もおいしいと言う書き込みが多くあり、日系の航空会社同様に満足度は高いようです。
いかがでしょうか。安全面から見ると航空会社は、
第3者機関の格付けから見て、上記の日本の航空会社であるANAとJALが一歩抜きに出てます。
サービス面をみるとハワイアン航空や大韓航空、チャイナエアラインなどのアジア系のエアラインも結構良い口コミがあります。
日本-ハワイ間は7社の航空会社がひしめき合っている激戦区なので、必然とサービスの質が底上げしている区間でもあります。基本的にどの航空会社を利用しても大きな不満が無いように思われます。